PMSは少なくとも3か月にわたり、月経前(最長2週間)から月経終了頃まで、様々な身体的、精神的症状がでるものをいいます。
PMSの原因は不明ですが、ホルモンの影響、セロトニンなどの神経伝達物質の異常、レニン、アンギオテンシン系の異常などが考えられています。
治療として、運動、食の改善(炭水化物、食物繊維を多くとる、脂質、砂糖、カフェイン、アルコールを減らす)ビタミンB6、ミネラルの摂取などが勧められます。サプリメントとしてチェストツリー(プレフェミン)、大豆イソフラボン、セントジョーズワートなども用いられます。
日本産婦人科学会では中等症以上では、ヤーズ配合錠(ドロスピレノン、エチニルエスロラジオール配合)、向精神薬のSSRIなどを推奨しています。