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低用量ピル(OC)

排卵を抑えるのが避妊効果の主なものですが、子宮内膜を薄くして着床を防いだり、子宮頚管粘液の性状を変化させて、精子の侵入を防ぎます。

OCには副作用があるといわれていますが、吐き気、胸が張る、頭痛、不正出血などのマイナートラブルがほとんどで、多くの場合、服用を続けていれば改善してきます。

それに対して服用することの利点(副効用も)認められています。

主な副効用

  1. 服用期間が長期になるほど服用中止後の妊娠率が上昇する
  2. 月経周期が規則正しくなる(28日周期)
  3. 生理痛が軽くなる
  4. 生理の量が減少する
  5. ニキビが改善する
  6. 子宮内膜症の改善(子宮内膜症の治療にも用いられます)
  7. 子宮体がん、卵巣がん、大腸がんの減少
  8. ホルモン補充療法に使用

50歳までの健康な女性であれば、ほとんどの方がOCの服用が可能ですが、体の状態や他の服用薬との関係でOCを服用できない場合もあります。来院時にチェックいたします。

従来よりOCと血栓症の関連が問題視されてきましたが、静脈血栓の発症率は産褥期間(出産後12週まで)、妊娠中、OC服用中の順に多く、OC服用者の血栓発症率は、妊娠、出産というホルモン環境の激変期間に比べると、はるかに少ないというデータがでております。但し、喫煙者、高血圧の方は動脈血栓症の発症の危険もあり、服用しないほうが安全です。

子宮内避妊用具(IUD)

出産後の避妊には大変有効です。子宮内に挿入しておくことで受精卵の着床を妨げたり、精子の侵入を防ぎます。毎日服用する必要がなく、長期間効果が持続します。最長5年で新しいものと交換する必要があります。最新のIUDであるミレーナは生理の量を減少させる、生理痛を軽くするという副効用から保険適応になる場合もあります。

緊急避妊(アフターピル)

排卵日前後の性交渉でうっかり避妊をしなかった、コンドームが破れてしまったなどというときに緊急避妊薬を服用する必要があります。緊急避妊薬は排卵日を後ろにずらして受精が成立しないようにするものです。
従来からヤツペ法といわれる大量のホルモン剤を性交渉後72時間以内に服用する方法がありましたが、吐き気などの副作用が強いため、現在ではノルレボ錠を1錠1回のみ服用する方法が多く用いられています。ノルレボ錠は着床を妨げる効果もあることから性交後、最長5日目まで避妊効果が認められることもあります。しかし、避妊効果は100%ではありませんので、日頃からOCを服用することやIUDを装着することをお勧めしています。

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