性行為による感染症には、トリコモナスやヘルペスなど、おりものや外陰部のかゆみ、痛みといった症状にあらわれるものや、クラミジアや淋病など腹痛や不妊症の原因となるもの、さらにはAIDS(HIV感染)や肝炎のように生命に関わるものまでさまざまな種類があります。
感染経路も様々で赤ちゃんに感染してしまうこともあります。また最近は10代の感染者も増加しており社会問題となっています。
おりものの様子がおかしかったり、痛みやかゆみがあるとき、また下腹部に違和感を感じたら早めに受診してください。
主な性感染症
- クラミジア
- 感染しても最初は症状が出ないことが多く、そのために知らない間に重症化して腹痛や不妊症の原因になります。最近著しく増加しています。
- 淋病
- クラミジアと同じく女性はなかなか症状に現れません。おりものがにおったり、骨盤腹膜炎の原因になります。
- トリコモナス
- おりものの増加やかゆみが主症状です。
- ヘルペス
- 性器ヘルペスは激しい痛みをともないます。持続感染となり再発をします。
- 尖圭コンジローマ
- 外陰部や肛門周囲に小さなカリフラワー状のイボをつくります。
その他様々な種類がありますが、大切なことはパートナーも一緒に治療することです。
そうしないと片方が治ってもまた感染してしまうため同時におふたりの治療をしていきます。