1. 人口妊娠中絶手術（妊娠11週まで）
2. 流産手術
3. アテローム摘出術
4. 子宮腟部腫瘤摘出術
5. バルトリン腺のう胞造袋術

等を実施しております。土曜日の外来手術の麻酔は麻酔専門医が担当しております。

当院の流産、中絶手術は全例MVA法で施行しています。MVAとは手動真空吸引法の略で、現在、世界100か国以上で安全性と有用性が高く評価されています。不妊治療中の流産、将来の妊娠出産を希望されている方にはお勧めの方法です。

2018年4月より保険適用が認められていますので、（流産手術の場合）当院でも採用しております。

1.子宮内膜にやさしい

やわらかな素材で作られている吸引管を子宮内に挿入し、子宮内容を手動で吸引しますので、子宮内膜を傷つけずにすみます。また手術のあとに子宮内膜が薄くなることもありませんので、次の妊娠にすぐに備えることが可能です。

2.感染リスクが低い

1回きりの使い捨ての器具を使用しますので、極めて清潔な状態で手術を行なうことができます。手術時の感染リスクが最小限に抑えられます。

3.痛みがない

MVA法ではもともと身体への侵襲が少ないため、痛みも少なくなります。また当院では基本的に麻酔を使用して行いますので、痛みはありません。麻酔方法としては、局所麻酔、静脈麻酔、またはそれらの併用などがあります。どういう方法で行うかは個々に相談しています。

4.手術時間が短い

従来の手術方法に比べて短時間で終了しますので、実際に身体にかかる侵襲、負担が少なくて済みます。手術後の経過も出血継続期間が短いなど良好です。

当院ではすべて日帰り手術です。

1. 来院時に超音波検査で状況を確認後に手術日の相談、感染症の検査のための採血（他院のデータがある方は持参してください）、注意事項、持ち物の説明、署名していただく書類の説明をいたします。合併症のある方は追加の検査をすることがあります。
2. 子宮口が非常にせまい方には、安全に手術を施行するために、手術時間の2時間前に来院していただき、前処置をいたします。
3. 手術は当院の手術室で行います。合併症のある方や麻酔リスクのある方には局所麻酔が安全ですが、麻酔専門医が担当して全身麻酔をすることも可能です。
4. 手術後2～3時間は安静をとっていただき、麻酔から覚醒したらお帰りいただきます。
5. 手術の1～2週間後に来院いただき、経過をみさせていただきます。また流産組織の病理検査をされた方には説明をいたします。

不明な点はお問合せ下さい。